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大きいマス目
=低解像度・マス目の数が少ない
=データ量が小さい
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小さいマス目
=高解像度・マス目の数が多い
=データ量が大きい |
※上の画像は、データ量の異なる画像を同サイズになるよう解像度(dpi)を調整して印刷した場合のイメージ画像です。この画像そのものの解像度とは関係ありませんので念のため。 |
また、マス目の総数が同じであれば、ひとつひとつのマス目が大きいものの方が、当然ながら全体の広さ(印刷時の大きさ)も広く(大きく)なりますね(図3と図4)。この密度が、すなわち「解像度」なのです。
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1つ1つのマス目が大きい
=低密度・印刷サイズが大きい
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1つ1つのマス目が小さい
=高密度・印刷サイズが小さい |
※データ量が同じ画像(まったく同一の元データ)の解像度を変え、異なるサイズに印刷した場合のイメージ画像です。
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たとえば「200×200ピクセル」のデータがあり、このデータを「100dpi」に設定したとします。「100dpi」とは「1インチの中に100個のピクセル」が入る密度の事ですから、印刷時の大きさは200÷100で「2インチ四方」ということになります。
同じ「200×200ピクセル」のデータを今度は「200dpi」に設定したらどうでしょう。「1インチの中に200個のピクセル」ですから密度が2倍、すなわちひとつあたりのピクセルの印刷サイズが半分の大きさになり、印刷時の大きさは200÷200=「1インチ四方」と小さくなります。
逆に言うと、1インチ四方の印刷をしたい場合、「100dpi」の密度なら「100×100ピクセル」のデータでOKですが、「200dpi」なら「200×200ピクセル」のデータが必要になるという事です。この時、データ量は前者の4倍になります。
もうおわかりかと思いますが、用紙と解像度が決まれば自ずと用意すべき画像データの縦横それぞれのピクセル数も決まってくるのです。計算式で表すと、
縦(横)のピクセル数 = 縦(横)の印刷サイズ(インチ) × 解像度(dpi)
ということになります。
たとえばパーソナルプリンタを使い150dpi前後の解像度でA4用紙に印刷しようとすると、余白を考えれば1500×1100ピクセル程度の画像を用意すれば良い、ということです。近頃はパーソナル用とはいえカラープリンタの性能が著しく向上していますから、150〜300dpiくらいに設定するのが良いでしょう。
なお、この「画像データの解像度(すなわち密度)」を変えるには、Photoshopのイメージメニューから「画像解像度...」を選んで変更します。この時「画像の再サンプル」のチェックを外しておくことが重要です。このチェックが入っていると、画像データを「縮小」や「拡大」することになり、ピクセル数が変化しデータサイズそのものがかわってしまいますので注意して下さい。