デタラメPhotoshop
炎の文字

文字のバックで炎が燃えているような効果を出します。
今回は工程数が多く、画像を省き文字だけの解説にした行程もあるため、
よく読んで実行してみて下さい(それでも行程はいつもよりかなり多いですが)。

これまで、重要と思われる解説部分の文字色を白にしていたのですが、
プリントした時にその部分が印刷されないという御指摘を複数頂きましたので、
今回から薄黄色にしてみました。いかがでしょうか。


注)赤い丸や矢印は、操作の場所や方向を表すため
  に書き加えたもので、Photoshopが表示するわ
  けではありません。


640×480pixels前後の新規RGBファイルを作成し、それを黒色で塗りつぶします。
チャンネルパレットの新規チャンネルアイコンをクリックして、左図と同じになるようにしてください。
新たにできたチャンネル「#4」がアクティブになっている(文字部分が反転している)事を確認して次に進みます。


この「#4」チャンネルに白色で文字を入れます
ここではNewYorkフォントを、100pixelsの大きさで使っています。
選択範囲は解除せず、そのままにしておきましょう。(もしも解除してしまった場合は、「選択範囲の読み込み」で「#4」チャンネルを選択して下さい)


チャンネルパレットの「RGB」の所をクリックし、パレットが左図と同じになるようにしてください。
真っ黒の画像に、選択範囲を示す文字型の点線が点滅しているはずです。


選択範囲メニュー、「選択範囲の変更」から「拡張...」を選びます。
拡張量は、7pixels程度にしましょう。


同じく選択範囲メニューから「境界をぼかす...」を選び、今度は 8pixles程度に設定します。
この2つの作業で、文字型の点線(選択範囲)の形が崩ましたね?


その選択範囲を白色で塗りつぶします。
続いて、イメージメニューの「画像回転」から「90°(時計回り)」を選び、左図のようになったのを確認して下さい。
選択範囲も自動的に解除されたはずですが、もしそのままなら「選択範囲の解除」を実行して下さい。


フィルタメニュー「表現方法」から「風...」を選びます。
 ・種類 を 「標準」
 ・方向 を 「右から」

に設定します。
これが終わったら、さきほどとは逆に「90°(反時計回り)」を実行し、画像の縦横を元に戻します。


フィルタメニュー「ノイズ」から「明るさの中間値...」を選び、半径3pixels程度に設定してOKをクリックします。


フィルタメニュー「変形」の中の「波紋...」をかけます。
 ・大きさ は 「130%」程度
 ・振幅数 は 「中」

にしています。


同じくフィルタメニュー「変形」の中から、今度は「海の波紋...」を選んで下さい。
 ・波紋の振幅数 は 「3」
 ・波紋の大きさ は 「1」

程度にして軽くかけましょう。
ここまでで、炎の形ができあがりました。揺れが少なく感じた場合は、この「波紋」フィルタを中心に、数値を少し工夫して再度実行してみてください。


炎に色をつけます。
描画色に赤色、背景色に黄色を選び、グラデーションツールを選択したら、グラデーションオプションパレットを見て下さい。
 ・描画方法 を 「色相と彩度」
 ・グラデーション を 「描画色から背景色へ」
 ・方式 を 「線形」

に設定します。左図のようになったら次に進みます。


文字の上から下に向かってドラッグし、グラデーションをつけます。この時、shiftキーを押しながらやると垂直に引けます。
ここではポピュラーな赤から黄色へのシンプルなグラデーションを使いましたが、黄色の隣りに青を入れたり、全体的にブルー系にして「青い炎」というのも良いでしょう。


レイヤーパレット上で、新規レイヤーアイコンをクリックし、「レイヤー1」を作ります。
その「レイヤー1」がアクティブになっている(左側に筆マークがついている)ことを確認し、次に進みましょう。


選択範囲メニューから「選択範囲の読み込み...」を選びます。
チャンネルの欄に「#4」を選び、OKをクリックします。
最初に入力した文字の形に、点線が点滅していますね? この範囲を白色で「塗りつぶし」てください。
炎の手前に白いハッキリとした文字が現れたと思います。


「選択範囲の解除」を行ってから、左図の赤い矢印の用にレイヤー1を新規レイヤーアイコンにドラッグし「レイヤー1コピー」というレイヤーを作ります。
さらに、「レイヤー1」をクリックしてアクティブにしておいてください。
レイヤーパレットが左図のようになったところで次にいきましょう。


中段のレイヤーである「レイヤー1」に対し、フィルタメニュー「ぼかし」から「ぼかし(ガウス)」をかけます。
半径は3.0pixels程度で良いでしょう。
この行程は、文字そのものが光っているような効果を出すためです。省いても構いません。


最後に、白い文字を炎に少し溶け込ませるために、「レイヤー1」と「レイヤー1コピー」を両方とも「オーバーレイ」で重ねて下さい。
なお、「レイヤー1」を「覆い焼きカラー」で重ねると、さらに炎に溶け込み燃えている感じになります。お試し下さい。



完成です。
波紋フィルタなどによる変形一切行わなければ、
ネオンのような効果を得ることもできます。




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