デタラメPhotoshop

アートヒストリーブラシの活用

Photoshop5.5から新たに加わった「アートヒストリーブラシ」。
この新ツールを使って写真を絵画風にし、立体感を加えます。

注)赤い丸や矢印は、操作の場所や方向を表すために書き加えたもので、Photoshopが表示するわけではありません。

手順1

写真データ(RGB画像)を用意します。
ここでは約700×500pixelsの画像を使っています。

手順2

アートヒストリーブラシツールを選び、オプションパレットで、まず粗めの設定にします。ここでは以下のように設定しています。
 ・ゆるく(中間)
 ・範囲20pixels
 ・不透明度100%
ブラシも大きめのもの
(図参照)を使って下さい。

手順3

画像全体をまんべんなくゆっくりとドラッグします
元の画像が完全に隠れるまで行います。手順2とこの手順3の粗いブラシの作業は、全体をブラシで埋めるという意味合いと、多少色を散らして絵画らしく見せる事が目的ですので、比較的緻密な「絵」にしたい場合は省いてもかまいません。

手順4

全体が塗れたら、オプションパレットでもう少し細かな設定に変更します。ここでは、
 ・しっかり(中間)
 ・範囲10pixels
にしました。
また、使用するブラシも少し小さいものに変更しておきます。

手順5

今度は全体ではなく、建物や人物など、細かな表現を必要とする部分を中心にドラッグします
全体をこのブラシで埋める必要はありません。ざっとした作業のほうが前回の大きなブラシ部分も残り、単調さを避けられるでしょう。

手順6

必要ならさらに小さいブラシに変えて同様の作業を行います。もちろんこれも部分的に適用するのが良いでしょう。
こうして何段階かにわけて少しずつ細かなブラシや設定に変えていき、仕上げていきます。

手順7

フィルタメニュー「描画」から「照明効果...」を選びます。
「光源タイプ」を「単一指向性」にし、プレビュー画像上のラインを調整して明るさを加減します。
「テクスチャチャンネル」には「赤」「緑」「青」のいずれかを選びます。コントラストの高い部分仕上がりのときに「段差」となりますから、選んだチャンネルによって凸凹具合が変わります。
「高さ」も調整しましょう。
ここでは、光源色もごく淡い黄色を使っています。

プレビュー画面だけではわかりにくいため、希望の仕上がりになるまで設定を変えながら何度か実行しましょう。


完成です。



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