デタラメPhotoshop
写真の合成 その1

いちばんよく使うのがこの「写真の合成」かもしれません。
方法はまさに数限りなくあるわけですから
「その1」とさせて頂きましたが2があるかどうかは
まだ未定であります。



今回はこの2枚の写真データを使います。
どちらも市販の著作権フリー素材集「具満タン」からのものです。



投げ縄ツールを選び、オプションパレットで「ぼかし」の欄を1〜2ピクセル程度にします。



女の子の輪郭をとっていきます。フォトレタッチにおいて、もっともよく使い、大切な作業です。とはいえあとから修正ができますので、まずは大まかな形をとってください。



おおまかに輪郭をとり終えたら、修正に入ります。
余計な部分があるときは、commandキー(Macならアップルマークのついたキーです)を押しながら、はみ出した部分を囲うように投げ縄ツールで修正します。



逆に、必要な部分が欠けてしまっていたら、shiftキーを押しながら足りない部分を補っていきます。うまく輪郭を選択できるまで何度も繰り返しましょう。



キレイに輪郭を選択する事ができたら、その部分をつかんで(マウスでドラッグ)もう1枚の写真(ここではビルの写真)に重ねます



レイヤーパレット上に「フロート選択範囲」ができているので、ここをダブルクリックします。
背景のビルとは独立して、女の子の顔が「レイヤー1」に置かれたはずです。



レイヤー1の不透明度と、背景との合成方法を指定します。
ここでは、透明度78%、合成方法は「ハードライト」を選びました。
移動ツールを使って、位置を希望の場所に動かして下さい。
また、大きさが合わない時は「イメージ」メニューの「変形」から「拡大縮小」を使って調整します。



これで完成としても良いのですが、もう少し面白味を出してみましょう。
レイヤーパレットで「背景」をクリックして選びます。



次にそのパレットの「チャンネル」をクリックします。最初は一番上(ここではRGB)がグレーになっていると思いますが、その下の適当なひとつのチャンネル(ここではBチャンネル)をクリックし(左図)、「フィルタ」メニューの「描画」から「雲模様1」をかけています。
続いて別のチャンネル(図にはありませんがGチャンネルを選んでいます)を選び、「フィルタ」メニューの「変形」から「回転...」を選び、60度程度かけました。




完成です。最後に2つのフィルタをかけた事で
少し不思議な感じが出たかと思います。



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