デタラメPhotoshop
絵画風加工

写真を絵画風に仕上げるのは
フラクタルデザイン社の「Painter」が最も得意とするところでしょう。
しかしPhotoshopでも似たような事をすることができます。
ここでは水彩画に近いものを作ってみることにします。
この作業は比較的効果がこまかく、この画面では確認しずらいため
加工前、加工途中の画像は大きめのものも用意しました。



元の写真を用意します。
比較的コントラストが高く、鮮やかな色あいの写真のほうが、よりそれらしい効果が出やすいようです。
左の画像をクリックすると、ディティールがわかる程度のサイズの画像(約33KB)が見られます。



「フィルタ」メニューから、「ノイズ」の中にある「明るさの中間値...」を選びます。
ダイアログ(左図)が出てきますから、半径を1〜16pixelの範囲から選び「OK」をクリックします。半径は、画像の大きさにもよりますが3〜9pixels程度が適当でしょう。



続いて、同じく「フィルタ」メニューから「その他」の中の「明るさの最小値...」を選びます。
これも同じようなダイアログが出ますので、1〜10pixelsの範囲で半径を決めます。さきほどの「明るさの中間値」で決定した半径よりも小さい数値(2〜4pixels程度)が良いかと思います。



以上の2つの行程だけで水彩画風になりました。
左図をクリックすると大きめサイズ(約20KB)の画像が見れます。
さらにテクスチャの効果(一般的な使い方とは少々異なりますが)を加えてみましょう。



レイヤーパレット左下にある端がめくれた紙のようなマークをクリックし、新規レイヤー(レイヤー1)を作成します。
このレイヤー1全面を塗りつぶし(どんな色でも構いません)ておきましょう。



レイヤーパレットの「レイヤー1」が選択されている(グレーになっている)ことを確認して、「フィルタ」メニュー「描画」の中から「テクスチャ効果...」を選びます。



ダイアログ(左図)が出たら、グレースケールで保存されている画像を選択して「OK」します。
ここでは、PhotoshopのCD-ROMの中にある「Other Goodies」フォルダにある「Textures for Lighting Effects」フォルダの中から「Paper-Regular」を読み込んでいます。



レイヤー1に読み込んだテクスチャ画像(白黒画像です)が表示されていますね。
レイヤーパレットで、レイヤー1の、背景との合成方法を「ソフトライト」にします。




完成です。この効果を得るには本来もっと大きな画像が良いのですが。



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