デタラメPhotoshop
文字の立体化 その2

チューブから出した絵の具で書いたような文字を作ります。
Photoshopの「照明効果」フィルタを使えば、このように
3Dソフトで作ったかのような立体感を擬似的に得る事ができます。



注)赤い丸や矢印は、操作の場所や方向を表すため
  に書き加えたもので、Photoshopが表示するわ
  けではありません。


新規書類をつくり、チャンネルパレットの紙の端がめくれたようなマークをクリックし、新規チャンネル(#4)を作ります
チャンネルパレットの中で、新規チャンネルの欄だけがアクティブ(グレーの状態)になり他のチャンネルの欄は白くなるはずです。



文字ツールを使い、この「#4」チャンネルに文字を入れます
比較的太いフォントを使うと効果がわかりやすいでしょう。作例では150pointsの江戸文字勘亭流を使用しています。



再びチャンネルパレットを見て下さい。
文字の入った「#4」チャンネルをつかみ、端がめくれた紙のようなマークに重ねます
「#4」チャンネルの下に「#4コピー」という新しいチャンネルができて、このチャンネルがアクティブになっているでしょう。



「#4コピー」チャンネルに「ぼかし(ガウス)」フィルタを大きめにかけます
この作例では150pointsの文字に対して、6.0pixelsのぼかしをかけています。この数値が大きければ最終的に [ チューブから出した絵の具で書いたような文字 ] に、小さくすれば仕上がりは [ 上が平らな厚みのある文字 ] のような感じになります。



チャンネルパレットの「RGB」チャンネルの部分をクリックします。
チャンネルパレットは左図のような状態にっていますか?
ちなみにこのとき、画像は真っ白の状態になったはずです。



「選択範囲」メニューから「選択範囲の選択...」を選びます。
チャンネルの欄が「#4」になっている事を確認し「OK」をクリックします。



画像は左図のように、文字の形に点線が点滅している状態になっているはずです。



さあ、ここが肝心です。「フィルタ」メニューの「描画」の中の「照明効果...」を選びます。
●「光源タイプ」を「全指向性」にして、「照度」を15程度にします。
「属性」の「光沢」を20程度に上げます。
●「テクスチャチャンネル」を「#4コピー」にして、「高さ」を80程度にします。
左側にある、光を示す円を大きくして、文字全体がほぼ入るくらいにします。



これまでの作業で、文字の部分がグレーで立体的になっていると思います。
色を変えるために「イメージ」メニューの「色調補正」の中の「色相・彩度」を選びましょう。
「色相の統一」にチェックを入れ、彩度(S)を上げてから、色相(H)と明度(L)を調整します。




完成です。背景にグラデーションを加えています。



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