デタラメPhotoshop featuring fmod


ページカール


fmodの池田です。今回のEXAMPLEは私が担当させていただきます(デタラメに登場できて嬉しい!)。
さて、ここでは写真の右端をめくれあがらせてみます。
Photoshop6.0以上で実行してください。
なお、このページ各画面はMacOSX上でのPhotoshop7.0のものです。

  注)赤い丸や矢印は、操作の場所や方向を表すために書き加えたもので、Photoshopが表示するわけではありません。

手順1

任意のRGBファイルを開きます。写真などがベストです(例は上野動物園の仲睦まじいペンギン)。

手順2

チャンネルパレットで新規チャンネルアイコンをクリックし、「アルファチャンネル1」を作ります。アルファチャンネル1が自動的にアクティブになります。

手順3

描画色白色の状態から、ラインツール (ベクトルシェイプツールのなかのひとつです)を選び、1pixelの太さで斜めに線を引きます。この線でめくれあがらせますので、角度などはお好みでかまいません。

 

手順4

自動選択ツールで、右下にできた三角形の部分をクリックします。黒色の三角形が選択されます。

手順5

チャンネルパレットで「RGB」チャンネルをクリックして戻り、キーボードの[Delete]キーで画像の一部を削除します。
削除したら、選択範囲は解除しておいてください。

手順6

パスパレットで「新規パス作成」ボタンをクリックします。

手順7

ペンツールで、図のように先の三角と対称になるように角をクリックしていき、三角形を作成します(完全に対象でなくてもかまいません)。

手順8

方向点(アンカーポイント)の切替ツールを選択して、前のステップでできた三角の、右上の小さな点をドラッグします。
方向線と呼ばれる端に黒色の四角がついた線が2つ出てきます。この黒い点をドラッグして図のようにしてやると、三角形の一部がカーブしていきます。
Enterキーで確定します。
慣れるまで難度が高いかもしれませんが、がんばってください。

手順9

パスパレットのメニュー(パレット右上の三角マークをクリック)で、「選択範囲を作成...」を選択し、パスから選択範囲を作ります。
できた選択範囲を、「選択範囲」メニューの「選択範囲を反転」で反転させると、(一部がカーブしている)三角形ができます。

手順10

レイヤーパレットで、「新規レイヤーの作成」ボタンをクリックし、「レイヤー1」を作成します。

手順11

「編集」メニューの「塗りつぶし...」を使用色白色で実行します。

手順12

「レイヤー」メニューの「レイヤースタイル」から、「グラデーションオーバーレイ...」を選択し、以下のオプションで実行します。

逆方向:オン
スタイル:反射
角度:112(めくれ角度に合わせて調整)
比率:40

手順13

続けて、左側のリストから、「ドロップシャドウ」を選択します。

包括光源を使用:オフ
角度:-120
距離:3
スプレッド:0
サイズ:15

手順14

「OK」ボタンをクリックして完成です。

手順7で作成した三角形が下の画像とうまく合わない場合は、「編集」メニューの「変形」にある「自由な形に...」を選択して調整してみてください(注意:この操作をするときは、ツールボックスでパス関連のツール(ペンツールなど)以外を選択しておいてください。)。

手順15

今回はさらに、レイヤー1の不透明度を80%まで下げてみました。


完成です。


補足:Photoshop7.0以上では、背景レイヤーでペンツールを使うと、
自動的に「ベクトルシェイプレイヤー」ができて、それにパスが描かれます。
この場合はベクトルシェイプレイヤーにグラデーションレイヤースタイルを適用しても、
今回とほぼ同じことができます(手順6、9、10が省略可能です)。



to HOME

メールはこちらへ(質問はまず掲示板をごらん下さい)

This page written by Hiroyuki Ikeda from .