デタラメPhotoshop
Photoshopを快適に使うために

以下のような環境があれば、より快適な作業ができるでしょう。

Memory
メモリ

Photoshopの動作速度にもっとも影響するのがパソコンに搭載しているメモリの量です。Photoshop単体で使う場合、一般的には扱う画像サイズの4〜5倍のメモリを用意するとよいとされていますが、時代の流れによって扱う画像サイズが大きくなってきたこともあり、Photoshopはバージョンを重ねるごとに要求するメモリ量は増加しています。
マニュアルには、Photoshop7.0単体で使用する場合「192MB以上推奨」と書かれています。このページの作例をそのまま作ったり、ホームページ用などの比較的小さなデータだけを作成するのであればこれでも何とかなりますが、パーソナル向けとはいえ進歩の著しい写真画質プリンタを使って大きい用紙に美しくプリントするためには、メモリをさらに256〜512MB程度増やしておくと快適に作業できるでしょう。
自分のパソコンで「Photoshopが遅い」と感じている人は、思い切ったメモリ増設をおすすめします。パソコン本体の買い替えよりも、実際の作業時間短縮に効果がある場合も少なくないのです。メモリモジュールが非常に安くなった昨今、対費用効果という点で見ればメモリ増設の利点はさらに大きくなります。
メモリは多すぎて困ることはありません。取り付けるためのスロット数は限られていますので、増設するときにはなるべく大容量の製品を選ぶのが得策です。

HardDisk
ハードディスク

Photoshopは作業中に、独自の方法でハードディスクを仮想記憶ディスクとして使います。
ハードディスクのフラグメンテーション(断片化)による速度低下を防ぐために、専用のパーティションを作って「Photoshop仮想記憶専用ディスク」として使うのがベターです。ハードディスクも大容量・低価格になりましたから、1GB〜数GB程度のパーティションを切っておくといいでしょう。
専用のパーティションを作ったら、Photoshopの「環境設定」の「仮想記憶ディスク」設定でそのパーティションを指定することを忘れないようにしてください。また、せっかくの専用ディスクですから、中には通常のファイルは何も入れないようにしておきます。
もちろん、ハードディスクそのものの速度も作業に影響します。複数のハードディスクドライブを使用している場合には、その中で最も速いものを仮想記憶ディスクとして使うのが良いでしょう。
Display and
VideoBoard
ディスプレイモニタ+グラフィックボード
Photoshopをはじめとするグラフィックソフトは、各種設定を行うパレットが多く画面に表示されるため、高解像度(※「解像度とは」参照)表示のモニタほど効率よく作業することができます。800×600ピクセル表示でも作業は可能ですが、できれば1024×768ピクセル表示以上欲しいところです。
表示色数については、現在のパソコンのほぼすべてが1670万色のフルカラーに対応していますので特に問題はないでしょう。
なお、コンピュータにグラフィックボードを増設すれば(ほとんどのデスクトップ機で可能です)なら、「マルチモニタ」にすることもできます。これは複数のモニタを使って、つながった1つの大きな画面として利用する機能です。つまり、片方の画面の端にカーソルを持っていくと、もう一方の画面からカーソルが現れることになります。
マルチモニタを使うと、たとえばパレット類はすべて右のモニタに置き、左のモニタで画像データを広げて作業するといった使い方ができるので、作業がとても快適になります。




私の環境と、個人的な製品インプレッション [00/06/13]


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