Memory メモリ |
Photoshopの動作速度にもっとも影響するのがパソコンに搭載しているメモリの量です。Photoshop単体で使う場合、一般的には扱う画像サイズの4〜5倍のメモリを用意するとよいとされていますが、時代の流れによって扱う画像サイズが大きくなってきたこともあり、Photoshopはバージョンを重ねるごとに要求するメモリ量は増加しています。 |
HardDisk |
Photoshopは作業中に、独自の方法でハードディスクを仮想記憶ディスクとして使います。 ハードディスクのフラグメンテーション(断片化)による速度低下を防ぐために、専用のパーティションを作って「Photoshop仮想記憶専用ディスク」として使うのがベターです。ハードディスクも大容量・低価格になりましたから、1GB〜数GB程度のパーティションを切っておくといいでしょう。 専用のパーティションを作ったら、Photoshopの「環境設定」の「仮想記憶ディスク」設定でそのパーティションを指定することを忘れないようにしてください。また、せっかくの専用ディスクですから、中には通常のファイルは何も入れないようにしておきます。 もちろん、ハードディスクそのものの速度も作業に影響します。複数のハードディスクドライブを使用している場合には、その中で最も速いものを仮想記憶ディスクとして使うのが良いでしょう。 |
Display and VideoBoard ディスプレイモニタ+グラフィックボード |
Photoshopをはじめとするグラフィックソフトは、各種設定を行うパレットが多く画面に表示されるため、高解像度(※「解像度とは」参照)表示のモニタほど効率よく作業することができます。800×600ピクセル表示でも作業は可能ですが、できれば1024×768ピクセル表示以上欲しいところです。 表示色数については、現在のパソコンのほぼすべてが1670万色のフルカラーに対応していますので特に問題はないでしょう。 なお、コンピュータにグラフィックボードを増設すれば(ほとんどのデスクトップ機で可能です)なら、「マルチモニタ」にすることもできます。これは複数のモニタを使って、つながった1つの大きな画面として利用する機能です。つまり、片方の画面の端にカーソルを持っていくと、もう一方の画面からカーソルが現れることになります。 マルチモニタを使うと、たとえばパレット類はすべて右のモニタに置き、左のモニタで画像データを広げて作業するといった使い方ができるので、作業がとても快適になります。 |